ユニバーサルデザイン
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 ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、障がいの有無などに関わらず、誰でも利用しやすいようにデザインされたもののこと。 たとえば、「色覚多様性」と呼ばれる人は日本国内に約320万人。男性では20人に1人、女性では500人に1人の割合です。また、65歳以上の高齢者が日本の人口に占める割合は27.7%※。加齢とともに視力が衰えるのはもちろん、白内障などで色覚が低下する人もいます。しかも高齢化はますます進んでいるのです。さらに子どもや外国人に対しては、イラストや写真を使い、言葉づかいも平易にするなどの配慮が必要です。 このように、すべての人が安心して使える製品や利用しやすい施設をデザインし、誰もが暮らしやすい社会にしていこうというのがユニバーサルデザインの基本理念です。?()バリアフリーとは、高齢者や障がいのある方が社会で生活しやすいように障壁(バリア)を取り除き、社会に関わりやすくするという考え方であるのに対し、ユニバーサルデザインは、「すべての人が簡単に使える、わかりやすいデザイン」のことです。バリアフリーとユニバーサルデザインの違いとは…ユニバーサルデザインの7原則※ユニバーサルデザインの 提唱者 ロナルド・メイス 教授による7原則● 誰にでも公平に利用できること。 ● 使う上で自由度が高いこと。● 使い方が簡単ですぐわかること。 ● 必要な情報がすぐに理解できること。● うっかりミスや危険につながらないデザインであること。● 無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること。● アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること。フジプラスが考えるユニバーサルデザイン誰でもすぐに内容が理解できるレイアウト(文字・図の配置)の紙面を作ります。見やすい大きめの文字、読みやすいフォント(ユニバーサルフォント)を使用します。読みやすい専門用語やまわりくどい表現は避け、簡潔に短く表現します。色弱者、高齢者が判別しづらい色使いを避け、どなたも認識しやすい色を使用します。色使 いページのめくりやすさ、用途に合わせた分冊化や小型化など、操作性に配慮した加工を施します。扱いやすさ文章表現フジプラスは、すべての人に的確な情報が伝わる印刷物の制作に取り組みます。※総務省統計局「統計トピックスNo.103」(2017年(平成29年)9月17日)ユニバーサルデザインとは…誰でも簡単に理解でき、使いやすいデザイン

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