- 5 -音楽×ファッション 異分野タッグで顧客を魅了コーヒー×ファッション サステナブルな初コラボ開けるたびワクワク物語が紡ぐ新発想のお菓子体験SNSで評判 「絵本みたい 」なヨーグルトた繊維から作られた再生糸を一部に使用したアップサイクル素材のTシャツを数量限定でリリース。パッケージには、1970年日本万国博覧会をきっかけに大ヒットした、世界初の缶コーヒーを模した懐かしいデザインのケースが採用され、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)内のブランド特設ショップで販売される。 互いの業界がもつ「資源の有効活用 」という共通の課題 に着目した両社。それぞれの強みを活かして商品にストーリー性を持たせ、消費者との感情的なつながりを生み出した。SNSで口コミが広がり、全国のスーパーとドラッグストアでも販売が開始した。 ヨーグルト職人のクラフトマンシップを緻密で繊細な絵で伝えるため、絵本作家のデザイナーを起用。容器を塞ぐシールにも絵本のあらすじが書かれているという徹底ぶりで、食べる直前まで楽しむことができる。健康食品としての機能性だけでなく、おいしさと視覚的な楽しさを両立させることで、ヨーグルトというカテゴリーに新たな価値観を提案する商品となっている。異業種コラボが織りなす 新たな価値創造お菓子にもっと「体験 」を世界観重視のブランディング施策 目からうろこ!アイデア光る販促・集客ヒント集①Promotion ある音声ストリーミングサービスとアパレルブランド、そして人気の次世代アーティストによる特別コラボが実現した。今回の企画では「もし架空のレコードショップを開いたら 」というテーマで、アーティストの楽曲ジャケットをモチーフにしたTシャツなどが展開される。全アイテムのタグに専用コードが印字されており、読み込むとアーティスト公式プレイリストへ簡単にアクセスできる仕組みだ。ファッションと音楽がシームレスにつながる音楽体験を提供する。異なる分野同士の組み合わせにより、普段ならリーチしにくいそれぞれの顧客層にアプローチできるという、相乗効果が期待できる事例となった。 関西に本社を構える飲料メーカーとアパレルブランドが、持続可能性をテーマにした初めての協業を実施した。コーヒー豆の加工時に出る粉をもとにした染料と、不要になっ 目からうろこ!アイデア光る販促・集客ヒント集②Promotion 人気お菓子メーカーから「読むお菓子 」をコンセプトにした、お菓子と物語が融合した新商品が発売される。パッケージの内側には絵本仕立てのオリジナルストーリーが描かれており、単にお菓子を味わうだけでなく、物語の世界に没入できるというユニークな体験を提供する。 慌ただしい毎日を過ごす現代人にとって、気分を切り替えたり癒しを与える存在としてのお菓子の役割に注目し、おいしさだけでなく、物語でも気持ちがやわらぐ体験を与えたいという想いから生まれた商品。ブランドへの愛着が湧き、リピート購入を促せるアイデアだ。 絵本のようなパッケージが特徴のヨーグルトが話題となった。同商品は、一部のコンビニエンスストアで先行販売したところ、他にないデザインとそのおいしさによって
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