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株式会社三井住友フィナンシャルグループ/株式会社三井住友銀行デジタル戦略部 上席部長代理株式会社三井住友フィナンシャルグループ/株式会社三井住友銀行デジタル戦略部 上席部長代理 生成AIを活用し、クリエイターとの共創によって生み出された映像作品「オズの魔法使い 」。金融機関が映像作品を制作・公開するという革新的なプロジェクトの発端となったのは、これからのSMBCグループの目指すべき姿、ひいては未来への 社会づくりの足がかりとなるイノベーションへの強い思いでした。映像制作・公開までの道程と、生成AI活用の未来について、 プロジェクトメンバーであるSMBCグループのデジタル戦略部に所属する清水博氏、鳥巣悠太氏の両名に話を聞きました。——なぜSMBCが生成AIを使って映像作品を手掛けたのでしょう。清水 一言でいえば、「未知のものに挑戦していく私たちの姿勢 」を示したかったからです。旧来の金融機関のイメージからの脱却を、テクノロジーで制作する映像を通して伝えたいと思いました。- 2 -——背景にどんな問題意識があったのですか。清水 「SMBC 」と聞いて一般に想起されるのは、銀行やクレジットカード会社などであって、テクノロジー企業ではないですよね。ですが実のとこ ろ、私たちが提供するサービスはすでにさまざまな最先端テクノロジーに支えられています。そこで、私たちがデジタルを活用して何をしているのか、今後どんな挑戦をしたいのかを、わかりやすい形で発信していく必要があると考えたのです。——清水さん、鳥巣さんともデジタル戦略部の所属ですね。生成AIとの共創がご自身のミッションと重なるのでしょうか。清水 そうですね。デジタル戦略部には、従来の銀行業務の枠組みを超える新事業の創出が求められています。その中で、まず今注力しているのがコンシューマー向けの領域です。私が担当しているiDaaSと呼ばれるSMBCが提「金融 」の枠組みを超えるということ鳥 巣 悠 太 氏清 水 博 氏金融を超える!クリエイティブに挑むSMBCの挑戦とは?〜生成AIと人との共創プロジェクトがもたらす未来

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