これからの時代のターゲティングイメージIdea4U vol.732025 Spring8とが求められます。そのためには、N-1マーケティングやコミュニティマーケティングなどを従来のマーケティング手法に組み合わせて活用、継続的で組織的な顧客理解をしていくことが重要です。顧客のニーズや期待は変化し続け、競合や社会情勢の影響も受けます。だからこそ、定期的な接点を持ち、価値観や行動を把握しながら得たインサイトをマーケティングに反映させることが重要なのです。その積み重ねが、これからの企業の競争力を支える力となるでしょう。(アイデアウイルス編集部)極め、適切な役割を与えることが成功の鍵となります。 AWS(アマゾンウェブサービス)は、認定資格を持つ技術者からコミュニティリーダーを発掘。熱心なナレッジ共有者を「AWSヒーロー」として表彰し、技術情報の先行提供やイベント登壇の機会を提供、SNS発信や技術ブログの支援を行いました。その後、JAWS(日本のコミュニティの名称)の活動を全国規模で展開、さらにテーマごとにサブグループを形成。グローバルサミットではリーダー間の交流を促し、コミュニティをさらに拡大。AWSの価値を広めるファンを増幅し、大きな広告宣伝投資をせずに新規顧客の獲得に成功しています。 また、アウトドアブランドのスノーピークは、キャンプイベント「THE SNOW PEAK WAY」の参加者からコアメンバーを発掘。優良顧客をアンバサダーに任命し、新製品の先行利用やキャンプ場の提供を通じてSNSでの発信を促しました。さらに公式SNSでのシェアやキャンプテクニックの動画制作支援を行い、活性化を促進。地域別キャンプミーティングやオンラインコミュニティの運営を支援することで拡大した結果、「スノーピーカー」とも呼ばれる熱狂的なファンを拡大し続けています。 B2C、B2B問わず、その深層心理まで含めて顧客を深く理解することは現代のマーケティングに不可欠です。B2Cでは顧客の声や行動から潜在的なニーズを汲み取り、B2Bでは、意思決定者の価値観や課題はもちろん、その組織を深く理解することからすべてが始まります。 顧客理解とは、行動や嗜好だけでなく、彼らの課題や求める解決策、価値観や文化的背景までを捉えること。例えばキャンプ用品なら、商品の機能や特性において好まれている点だけでなく、「日常を離れ、自然に癒されたい」「家族と特別な時間を過ごしたい」といった感情や心理を理解し、発信するメッセージへと転換することで、より深い共感を生みます。 「ターゲティング」という行為は、属性によるセグメンテーションと親和性が高い一方、N-1マーケティングやコミュニティマーティングにはあまり適していません。むしろ、「真の顧客」や「ブランド愛好者」を探すという行為がターゲティングに置き換わっていくのです。 世代という枠組みが意味をなさなくなった今、属性に頼るのではなく、個々のニーズや購買行動を深く理解するこ
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