idea4U_vol73
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step1企画・構成step3ディスカッション実施グランドルールに基づいて、step4まとめstep5フィードバックコミュニケーションには自信がもてない日本人?ディスカッションの狙いは「適切な言語化」エクササイズstep2実施準備資料ディスカッションの進め方例/企画・運営のフロー                         〈フジプラス・オリジナル〉Idea4U vol.732025 Spring10HR関連の最新情報や社会トレンドをリサーチし、議論テーマを設定。必要な情報から逆算し、参加メンバーへの質問としてまとめる。スケジュール調整と並行して、事前に入力フォームを用意。参加者からの回答から議論テーマを選出し、資料作成の上事前配布。ファシリテーターの仕切りで進行。適宜ホワイトボードに書き込み、可視化しながら議論を進める。議論した内容の要点を整理して文書化し、記録として残す。参加者に対して、まとめた書面を資料として共有。強化策として、営業部門のマネジャー層を中心に1グループ5~6名で構成した、ディスカッション企画を隔月で実施しています。2年ほど前から始めて、これまでに、計13回の実績があります(2025年3月末現在)。特に、社内外で「伝える」機会が多いということから、営業部門メンバーを中心に集めました。参加者には、このディスカッション企画は、いわゆる営業会議のようなスタイルではなく、クリエイティブ的なアイデア出しのブレストでもない、完全に別物だということを説明しました。継続する大切さから、エクササイズ的要素もあると感じています。話し合う内容が重要なのはもちろんですが、発言内容をバイアスのないフラットな感覚で聴き入れる姿勢、それを受けて自分の言葉でわかりやすく表現すること、意図を受け止めたらリズミカルに言葉のキャッチボールをすることも、重要なテーマと位置付けました。さらに、実施にあたってのグランドルールとして、下記の通り、 基本的なものをいくつか設けました。グランドルールことが相手に伝わらなかった、という経験のある人が6割以上というもの。こうした背景を想像しながらビジネスシーンを見ると、状況がわかりやすくなります。特に上司と部下との間では、意思疎通がうまくいかない事案が発生しがちです。そこから誤解が生じて時にはトラブルに発展し、最悪の場合、重大インシデントになってしまう深刻な例も。そうなると個人レベルを超えて、企業全体の話です。職場では、とかく「伝える」場面は多いので、多くのビジネスパーソンにとって他人事ではないでしょう。 きっかけは、ヒアリングによる課題発見でしたが、世の中で起きるそんな流れを受け、フジプラスでは、「伝える力」の 組織の中で、いわゆるマネジャーの立ち場になると、まずは管理職研修といった形で全体像をイメージし、現場に応じたスキルを徐々に身に付けていくのが、これまでの一般的なスタイルだったかと思います。ただし最近は、仕事をめぐる環境が激変する中で、従来の「常識」に当てはまらないことも多くなりました。過去の経験だけでは、知見として不十分なこともある、という意識が高まっているからこそ、より基本的なところの見直しという意味でも、どう伝えたら良いのか、どうすれば正しく伝わるのか、マネジャーの「伝える力」が重視されています。フジプラスでは、「伝える力」の強化について検討した結果、2年ほど前から、マネジャー層を対象に、ディスカッション企画を実施しています。取り組みの一例としてヒントになれば、という思いで、お伝えしていきます。 インナーブランディングの一環として社内でヒアリングしたところ、マネジャーとしてメンバーに対し、どういう言葉のかけ方をすれば良いのか悩むことがある、という声がありました。これは、弊社の局地的現象ではなく、さらにマネジャー層に限らない現象。コミュニケーションという大枠で捉えても、この傾向は同様のようです。定量的な事実として、こんなデータがありました。いずれも文化庁によって実施された、「令和 4年度 国語に関する世論調査」では、言葉の使い方に気を使っている割合が約 8割、少し前にはなりますが「平成28年度 話し方やコミュニケーションについての意識調査」でも、相手から聞いたことと自分の理解が食い違った、言いたい●❶ ファシリテーターの存在は必須●❷ 参加者同士リスペクトの心を忘れない●❸ 否定はしない!傾聴する姿勢を最優先●❹ 連続しての質問や長すぎる質問は避ける●❺ 一方的なアドバイスはしないマネジメントにも「言葉」が大切ディスカッションの実践を通じて「正しく伝える力」を磨き続ける

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