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使いやすさ UIレイアウトカラー文 字画像やマークナビゲーションインタラクションアニメーションバリデーション素晴らしい体験 UX視覚的な魅力ステップパーソナライズ一貫性スピードオプション感情的な結びつき安全性資料UI/UXの重要性は、左脳/右脳のバランスのようなものIdea4U vol.712024 Autumn4 UIはユーザーインターフェース(User Interface)、UXはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略であり、UIは商品やサービスと利用者を繋ぐ接点のこと、UXは利用者が商品やサービスを利用した際に得られる体験のことです。これらの重要性は、ハードや ソフトが多くなるにつれて求められるようになり、様々なサービスが増えることでその重要性はさらに高まっております。 日常生活に関わるUI/UXを見てみると、例えばコンビニのコピー機は日に日に利便性が高まっています。単純なコピーだけでなく、データプリントや宅配便の配送手続き、コンサートのチケット発券など、実に多くのメニューを持っています。他には、公共交通機関の券売機も多機能になっています。元々は自社路線の切符販売から始まっていますが、他社連絡切符や定期券の販売、ICカードのチャージなどにも対応しています。以前は窓口対応が中心だった特急券なども券売機での手続きに対応しており、いまや座席の指定も画面を見ながら簡単にできるようになっています。 他にも、銀行窓口とATM、スーパーのレジでの支払い手続きとセルフレジサービス、テレビ・エアコン・掃除機などの家電もごく普通のものからIoTで制御できるものまで、私たちの生活環境には実に様々な機能との接点があり、そして新しい体験が生まれています。これらのUI/UXは、当然ながら私たちの生活をより便利で快適にするのですが、一方で機能が増えれば増えるほど操作が複雑になり、使いにくくなってしまうこともあります。 このUI/UXの重要性を決定的にしたのは、インターネット接続によるオンラインサービスの登場です。これまでは固有の装置による個々の操作性に影響されてきましたが、いわゆるオンラインサービスは、PCとインターネット接続したブラウザによる操作性が重要です。そして、その奥行きをさらに深めたのが、2007年のiPhoneのようなスマートフォン、さらにはタブレットの登場です。特にタブレットは、小売店舗の会計レジ、飲食店のオーダー、工場の作業現場でのデータ管理など、今日では実に多くのシーンで取り入れられており、まさに画面の中の操作性がUI/UXの良し悪しを大きく左右していると言っても過言ではありません。 ここから少しだけUIについて深掘りしていきますが、UIを構成する要素には次のようなものがあります。① レイアウト 要素の配置や大きさにより、機能や情報の見つけやすさを左右する② カラー 表示される情報の視認性に影響し、印象や反応などを左右する③ 文字 情報の伝達を基本とするが、フォントを選ぶとさらに読みやすさや伝達度合いを左右する④ 画像やマーク 配置によって、視認性や操作性を向上させる⑤ ナビゲーション 操作を進めたり戻したり、移動して情報を見つけるための仕組み■UI/UXの重要性について■UIを構成する要素例「使いやすさ」を考え「体験」を設計するUI/UXの重要性から見るこれからのモノとコトの関係性について

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