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 東京でキャンプの雰囲気を楽しめる焼肉屋が話題になっている。 店内はテーブルとソファ席で、各席に備え付けられたタブレット端末から注文すると、回転寿司のように席の端にあるレーンを通って運ばれてくる。これだけだと新しい形の焼肉店だが、目を引くのは店内の一部に置かれた、キャンプ用の折り畳み椅子。焼肉グリル付きのテーブルを囲んでいて、そこだけアウトドアのようだ。 メニューも、ロース、カルビ、ハラミ、牛タンなど焼肉の定番メニューの他に、1/2ポンドの牛肉ステーキ、特製タレにしっかり味を漬け込んだ豚肉の特製ベビーバックリブ(骨付き肉)があって、大きな塊肉を目の前で焼き、テーブルの上のまな板でカットして豪快に食べることができる。さらに、グリルでは串に刺した鮎を塩焼きしたり、チーズやベーコンを燻製にしたりと、店内にいながら“野趣”を満喫できる。 それに加えて人気なのが、テーブルで炊く飯盒ごはんだ。注文すると米と水が入った飯盒としゃもじ、やけど防止のための厚手の革手袋が出てくる。飯盒を、テーブルにある飯盒スポットに設置してボタンをON。自動的に熱せられて炊飯9分、蒸らし11分、計20分で粒の立った炊き立てのご飯が食べられる。飯盒では他に、ポップコーンを作ることができて、こちらも大人気だ。 子どものみならず大人も楽しめるこの店、SNSで話題が広まって注目され家族連れに大人気 キャンプのように楽しめる焼肉屋「あったらいいな」という声を形にする店 大阪のファッションビルでは、“こんな店があったらいいな”という声を形にした期間限定の「妄想ショップ」が人気となっている。 第1弾は、インスタグラムに寄せられた「大人になると、あんまり褒めてもらえない」という小さな悩みから生まれた「ほめるBar」。1回500円(税込)で店員がお客さんの話を聞いて、ひたすら褒めてくれる。4日間限定で開催したところ連日満員となった。 その後、お客さん固有の魅力を一緒に見つけ出してキャッチコピーをつけてくれる「キャッチコピー相談所」(1回1,000円税込)、事前に自宅のクローゼットにある洋服(10アイテム程度)の写真を送るとスタイリストが1週間分のコーデを考えてくれる「コーディネート屋さん」(予約制・1,000円税込)を開催。イラストレーターがSNSのアイコン用に似顔絵を1枚3,240円(税込)で制作する「アイコンショップ」も好評だった。 そして、「毎日が退屈なわけではないけどあまり驚くこともなくなった」という声をヒントに、マニアの人がそれぞれのジャンルの面白さについて教えてくれる「大人の学校」が開催された。授業は、一風変わった館主たちが運営する観光館を世界1000か所以上を巡ったマニアによる「初めての珍スポット入門」、観光地にある顔出しパネルの魅力を伝える「顔出しパネル入門」など個性的なジャンルで編成。3ている。日間、13授業が開催され、どれも予約でいっぱいとなった。6Idea4U vol.552021 Januaryプロモーション集客・販促ヒント100選!!

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