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「パワーザイムニュース」とウェブサイトによる情報発信資料定期的に、全国の約1,500の会計事務所宛にDMとして送っているのが「パワーザイムニュース」。時代のキーワードを盛り込んだキャッチコピーを入れた表紙デザインが特長で、ビジネス計数塾インストラクター養成コースのご案内を中心に行っています。ビジネスの「常識」が変化する時代にひとつの解決策としての計数塾 時代の急速な変化に伴い、ビジネスの世界でも従来の「常識」は通用せず、主流だったビジネスモデルも今や過去の遺物となりました。例えば、Eコマース普及による小売店の衰退等商流の変化、中国企業のグローバル戦略にともなう競争の激化、幹部候補として日本企業で働く外国人の増加など、今までに経験した事がない大きな変化が起きています。それゆえ、経営方針で悩む経営者も多く、ある時、税務関係の顧客だった企業のオーナーから、後継者の教育について相談されました。何しろ「商売は勘と度胸」という、右肩上がりの頃とは違い、経営にも論理性が問われる時代。「同じ状況にある数名の後継者向けにカリキュラムを作って講義したのが、現在のビジネス計数塾のきっかけです」。経営者に必要な「変化に対応するマネジメントの基本原則」にこだわり、次第に口コミで共感を得て、後継者に限らず経営幹部等、少しずつ塾生が増えていきます。当時、会計士や税理士の業務がAIに奪われると言われ始め、業界としても厳しい時代に突入していました。インターネットの普及等で価格競争が激化し、会計事務所の規模拡大による成長は無理だと気付いたのです。そこで、ビジネス計数塾の指導法について、会計事務所の先生方に伝えるビジネス計数塾開講支援を「生き残り策」として提案するに至りました。イノベーションを経てたどり着いたAIにできないマネジメント指導に着目! この業界も、様々なイノベーションを経験してきました。最初は、経済成長により会社が急増した昭和30~40年代。手書きだった帳簿類が、初めてコンピュータ化されるも、まだまだ高額。次いでPC-98。ダウンサイズにより導入しやすくなり、さらにWindowsの登場で一気に広がります。技術的にはこの3段階ですが、一方で業態としてのイノベーションもありました。バブル時代に、相続税対策に特化した会計事務所が現れます。この資産税特化と言われる業態は、医者対象の医業特化などの業種特化型とともに今も続いています。 さらなるイノベーションがAI。経理業務合理化に向け、自動化への動きも加速中です。会計ソフトを使った経理業務は、専門知識なしで決算書を作成できる点で、これまでとは別次元のインパクトです。ただし現状では、完全自動化をカバーできるのは、零細企業に限られます。企業規模が大きくなるほど、会計処理も複雑になり、AIにも限界があることがわかり、経営の意思決定の方法等個別に相談したいことも多くなるわけです。そこで、1つの着眼点。薄利多売では会計事務所の継続が難しいので、零細企業は自動化に任せ、一定規模以上の企業を顧客として絞りこみ、AIにはできないマネジメント指導で生き残るという選択です。コンサルタントは経験がないと難しいですが、マネジメント指導なら、パワーザイムオリジナルの動画とテキストで対応可能ですから。こうしたノウハウも、「本当にい公認会計士、税理士、マネジメントデザイナーの肩書きを持つ石光仁氏。大手監査法人勤務の後、独立開業を経てマネジメント領域に進出。2004年にパワーザイム株式会社を設立して、“数字を活用した計数マネジメントノウハウ”を開発するとともにビジネス計数塾の開講を行い、中堅・中小企業経営者・幹部への経営品質向上指導を行う。この取組を全国に推進するべく全国の会計事務所に、ビジネス計数塾運営のノウハウを普及している。独自の視点で新時代の波を捉える姿をご紹介します。「計数マネジメント」がキーワード中堅・中小企業の人材育成と会計事務所の新たな可能性への後押し2Idea4U vol.412018 September

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