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8Idea4U vol.402018 July企画戦略とキャンペーン実施フロー資料顧客情報と紐付いた抽選キャンペーンを実施できるデジタルコンテンツ。スマホでQRコードを読み込むだけでくじが引けます。 個別QRコードなので、だれがいつくじを引いたのか確認できます。イメージバリアブルで名前やシリアル番号等の印字も可能です。企画立案インセンティブ決定DM・LM制作印刷~発送キャンペーン実施ログ集計・フィードバックデジくじ付きDM到着QRコード読込抽選結果表示来店DMと抽選画像ダブル提示で各特典ゲット!販促課題解決に特化した圧着DMと店頭くじ 「売れる仕組みのお手伝い」というキャッチフレーズのもと、DMによってお客様を誘導し店頭販促につなげる、という流れに沿う形で、主に圧着DMと集客用の店頭くじに特化した株式会社小松総合印刷。長野県に拠点を置きながら、展示会出展やセミナー開催等を積極的に行い、関東圏中心のビジネス展開を行っています。「売れる仕組み」の起点となる圧着DMについては、定番DMから型抜きDM、さらにはパーソナライズDMまで、レスポンスアップにつながりそうなもの、目をひく形状など、効果にこだわった幅広いバリエーションが特長。そして、SPツールとしてのくじについては、スクラッチタイプや圧着くじ、三角くじなど、目的に合わせて多種多様です。 販促ツールである以上、当然レス ポンスが求められ、お客様からの画像品質への要望もシビアになり、データドリブンな対応が求められるようになりました。こうしたことから、品質と大量に処理する生産性の双方を考慮してHP Indigoを導入しました。結果、この技術的なバックボーンが、レスポンスアップにつながる仕掛けづくりのキーとなりました。例えば、DMにユニークQRコードを入れる、スクラッチくじに可変のシリアルコードを付ける、圧着くじの中にパスワードを入れる、という可変印刷の可能性も広がっています。このように、顧客データベースと紐づいた施策として、パーソナライズに特性を持たせることで差別化に成功した、3つの代表的事例を紹介します。ユニークQRコードを活用したお客様の行動の見える化 まずは、「お客様の行動を見える化」することで、効果的なプロモーションを実践した事例から。飲食店の休眠顧客対策として、休眠顧客復活DM「おかえりなさいキャンペーン」を実施しました。パーソナライズ化した「ご当選DM」を発送し、旧来DMと効果を比較検証。企画戦略としては、「既存DMのマンネリ化解消を目指し、パーソナライズ化とデジタルギミックを活用。従来はレスポンスの測定が回収率のみだったが、ユニークQRによるログ取得で、いつ・ だれがアクセスしたのかまでが収集可能となり、次回リストの抽出が可能となる」(下記参照)というものです。既存の企画だった割引クーポンと、「デジくじ」(下記参照)のW特典で反応率の向上を図ること、専用サイトを介してターゲットの行動のログを取り、次回販促の判断材料にする点がポイント。WEBとの連動で、スマホでクーポンが提示できる手軽さを提供しました。送ったDMは、はがきペラタイプ。500~1,000円の割引、さらに「デジくじ」を引いて当たりが出ると、該当商品をプレゼントする仕組みです。イメージバリアブルによる宛名(お客様名)と連動したパーソナライズ化、そのすぐ下にユニークQRコード、さらにその下のクーポン券のお名前のバリアブル印刷で特別感を加えました。 ランディングページも、One to One の連動なので、だれがいつ反応したのかわかります。相当長く時間をおいた後に見られるケースもあったのは、1つの発見でした。これも「お客さんの行動の見える化」の一部。実際に効果もあったため、やや形を変えながら継続中です。なお、当該DMは、第30回全日本DM大賞で入選。個別QRによるログ取得で、いつだれがアクセスしたか収集可能になったことや、パーソナライズ化とクロスメディアによる休眠顧客の掘り起こしに有効な点が評価されました。特化型で勝負する!販促施策の決め手はデジタル印刷によるパーソナライズ化

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