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2Idea4U vol.402018 JulyDMサービスにおける取り組み資料「DMステーション」は、100枚から高品質印刷でのDM ハガキをオーダーできるWebサービス。印刷＋宛名印字＋発送手配までワンストップで提供しています。大手釣り具メーカーの新製品プロモーションでは、ティーザー効果狙いのハガキの送付でSNS上に情報拡散。また、発表前にBookDMを送付してファンのロイヤリティを刺激した。（全日本DM大賞・銀賞受賞）一括大量印刷だけではない顧客のビジネスに役立つ印刷物を　2007年のデジタル印刷機HP Indigo導入以来、一括大量印刷だけには頼らず、市場に必要とされ、顧客のビジネスに役立つ印刷物の創造をめざし、株式会社フジプラスでは様々な商品やサービスの開発を行っております。　例えば「しゅわっとかーど」があります。異なる手話ポーズ（絵柄）が120枚で1セットになった自社商品で、デジタル印刷によってオーダーの数だけ用意が出来るため在庫レス。絵柄が200種類以上という「サンクスカード」と同様にAmazonで販売し好評を得ています。また、教材や書籍にも活用。数十から数百冊といった小・中ロットでリピートする専門書やテキスト類のオーダーに対し、オフセット印刷と比較しても遜色のない高精細なデジタル印刷で応えています。ここでは、これまでのPODでは実現できなかった多様な用紙にも対応するなどして、顧客から好評を得ています。一方で数千から数万といったアイテム数を取り扱うため、顧客側で見積発行がすぐにできる仕組みや、自動面付等のシステムを組み入れるなどして、実務者の負担が少ない受注・生産体制も確立しています。 他にもBCCKS（ブックス）というサービスでは、プロダクト支援の側面で参画。誰でも無料で電子書籍や紙本を作って販売できるWebサービスで、紙本の小ロット対応はもちろん、複雑な形状・仕様にもデジタル印刷によりSLAに即した生産を実現しています。試行錯誤から導き出したデジタル印刷ビジネス成功の要件　導入当初は、試行錯誤の連続でした。某プロスポーツチームのECサイトでは、好きな選手の写真と商品を自由に組み合わせられるサービスを提供するも、限られたマーケットでは売上が伸びず。また、オリジナルのフォトブックを作成できるWebサービスにも着手しましたが、同じようなビジネスが次々に登場してやがて価格競争に。他にも、AR（拡張現実）技術を用いた動画連動のメッセージカードは、ARのサービス自体が機能しなくなるとビジネスの継続も不可能に。いずれも継続的なビジネス発展には至りませんでした。　これらの挑戦は3つの事実を示唆していました。「絞られたターゲットに向けたビジネスはスケールしにくい」、「真似しやすいありきたりなサービスはすぐに淘汰されてしまう」、「単に面白い、目新しいだけのサービスは持続しない」という点です。商品特性やサービス内容はそれぞれ異なるものの、これからのニーズを重視し、ある程度の広いターゲット（BtoB、BtoC問わず）が集まるマーケットでの展開、他社には真似できない付加価値サービスと差別化対応、さらには、強力なパートナーシップという共通項があります。マーケティング活動を充実させ、「必要とされる紙」を模索 　フジプラスではデジタル印刷におけるビジネスを活性化させるとともに、マーケティング活動も充実させてき「時代が求める紙」を追求する！デジタル印刷とデータの活用・連携で、市場と顧客に必要とされる紙を創造