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11Idea4U vol.402018 Julyhttp://www.goof.buzz本社:東京都品川区 【事業内容】どんなITにでも繋がる『紙』でコミュニケーションに革命を!紙だからこそ伝えられる感動でお客様のコミュニケーションを支援したい。常にベストなテクノロジーを追求し、提供し、企業と人がもっともっと繋がっていく、豊かな世界を実現しよう。データドリブンな未来にこそ活きる『紙』で感動を!向き合い、新たな価値創造を目指して議論している事実も知っている。しかしながら既存の売上を無視して新規サービスをデザインすることができず、結局のところサービスで大きく成長した企業は、欧米と比較すると未だに少ないのが現実だ。「刷る」、「つくる」だけの紙の既成を壊す勇気 デジタル印刷テクノロジーを製造技術のデジタル化として捉え、従来の製造方法やビジネスモデルと比較・評価するのは、もういい加減止めてはいかがだろうか。ただ単純に小ロット対応やバリアブル印刷ができるだけの理由でデジタル印刷を採用するブランドオーナーは少ない。事例も、ほとんどが印刷会社がリードして様々なテクノロジーやサービスをつなぎ、ブランドのマーケティングと収益向上を支援している。オムニメディアを推進する際にプリントメディアを無視することはできず、ブランドのニーズに合った運用を支援できるサービスは重要な歯車になるはずだ。マーケターにとってプリントメディアは”使う”モノになる未来を受け入れ、印刷のプロとしてこれを支援する”サービス”に価値があると、まずは考えるべきだ。 さらに既存のIT人材や部門の在り方を見直す勇気も重要だ。マーケティン グだけでなく、ビジネスモデルや市場そのものがデジタルトランスフォーメーションしてく中、デジタル思考でこの本質を理解し、テクノロジーを正確に活用したサービスのデザインが可能な人材を育てるか、能力あるパートナーと強固な関係を築くことができれば、オムニメディアを目指すブランドから、必ず必要不可欠なパートナーとして価値を認められるはずだ。製造業からサービス業への変革が実現できるだけでなく、ブランドと共にスケールし続けることが可能な力を持てるだろう。 オムニメディアへの動きが加速し、双方の業界が共に「刷る」、「つくる」だけだった紙の既成概念を壊す勇気と力を持ち、生活者にとって価値のある、もらって嬉しく楽しいプリントメディアの創造に向けて語り合い活動ができる日が必ず来ると信じている。未来ドリブンなプリントメディアに少しでも興味を持ち、さらなるコミュニケーション価値向上を語り合うきっかけになっていたら幸いである。(株式会社グーフ/宣伝会議 2018年2月号より一部引用しております)株式会社グーフ株式会社グーフ代表取締役社長 CEO岡本 幸憲 氏米国在住時に数々のIT/Web関係の事業開発プロジェクトに携わり、31歳で帰国。デジタルと紙の融合による高付加価値なコミュニケーションの実現を目指し、15年間、印刷業界に身を置きながらデジタル印刷を活用したサービスを多数プロデュース。2012年、「どんなテクノロジーやデータとも繋がる紙」をミッションにgoofを共同創設。デジタルと同等の運用でプリントメディアを活用したいブランドオーナーと、印刷工場を合理的に繋げる支援を行っている。株式会社ディノス・セシール様 離脱者メールのケーステスト運用では、Eメール送付のみの顧客と比較して購入率が20%アップECで買物カゴに商品投入しても購入に至らなかった「カート離脱」への対策として、顧客データや検討商品の情報を吸い上げ、「紙」のDM印刷データとして処理、顧客個別の検討商品内容を反映した「パーソナライズDM」の発送を実現。カートに商品を投入後、最短24時間で印刷・発送。出典:https://www.dinos-cecile.co.jp/news/2017/11/01110000.html

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