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11Idea4U vol.292016 September○1○2○3 まずはそのサイトの目的が何か、どんな機能が必要なのか、サイトが重視する要件をまとめてみましょう。サイトを見るユーザ側の視点で、どんなサイトであれば閲覧(利用)されるのかを考えるというのが重要です。 例えば、サイト運営上での管理コスト軽減という他にもサイトの検索順位が低いのでSEOを強化したいとか、セキュリティを向上したいなど、サイトに関わる課題は多くあります。優先順位も考慮して、課題を整理すると、対策が打ちやすくなります。 CMSにも小中規模に対応するエントリータイプから、大規模サイト向けのCMSなど、規模によって向き不向きがあります。また大規模になるほど、Webサーバやデータベース、通信トラフィックといった運用環境も、より高性能なものが必要になります。そういったサイトの運用条件についても、CMS選定の際には確認しておきましょう。ライセンス費が無料が使えるオープンソースCMSは、安価にCMSを導入できる点で大きな利点です。ただし、オープンソースCMSと商用CMSでは、それぞれにメリット・デメリットがあることに注意して、選択する必要があります。CMSツールには、Webページを「動的生成」するものと、「静的生成」するものがあり、運用時の動作に違いがあります。更新を行った際に、サーバ上でページを書き出しておく方式○閲覧時のページ表示が速い○CMSとWebサーバを分けて、セキュリティを確保できる×更新の際、再構築に時間がかかってしまうCMSは現在、世界で数百以上も種類があると言われています。最近のCMSは基本的な機能はおおよそ充実しており、標準機能になくてもカスタマイズによって、様々な用途に利用できます。通常、CMSの選定は、サイト構築を委託された制作会社が要件に合わせて提案をするケースがほとんどですが、導入後に「こんなはずではなかった」ということにならないよう、選定時のポイントについて理解しておきましょう。どんなサイトを作りたいかを考える解決したい課題を整理するサイトの規模を把握するオープンソースCMSと商用CMS「動的生成」と「静的生成」の違い綿密な打ち合わせを行い、業務内容を理解した上でお客様のニーズに合わせたCMS導入/構築/運用をご提案させていただきます。まずはご相談ください。・ライセンス費用がかからない・カスタマイズの自由度が高い・バージョンアップのサイクルが早い・世界中のさまざまなユーザーが利用オープンソースメリットデメリット商用CMS・メーカーサポートがない・アップデート、不具合対応などは自己責任・メーカーサポートを受けられる・アップデートや不具合対応などの保証がある・企業組織での利用を前提に開発されている・マニュアルやトレーニングが整備されている・導入規模に応じてライセンス費用が大きくなりがち・カスタマイズにかかる工数と費用が大きいCMS導入の際の選定ポイントご不明な点がありましたら、上記までお気軽にお尋ねください。 大阪本社:Tel. 06-6365-8081 Fax. 06-6360-2166東京支店:Tel. 03-5404-0633 Fax. 03-5404-7564CMS選定前に確認すべきことCMSの種類閲覧されるときに、サーバ上でページを自動生成する方式○リクエスト内容によって情報を出し分けられる○更新時に再構築が不要なので、更新が早い×サーバに負荷が掛かりやすく、表示レスポンスが遅くなる×構造的にセキュリティが弱くなる「動的生成」「静的生成」

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