idea4u_vol23
8/12

8Idea4U vol.232015 September■三重県観光キャンペーンとコラボ 全国展開するカラオケチェーンが、三重県観光キャンペーンのプレゼント企画とコラボした。 ボックス内の新譜本に同キャンペーンの告知ページを掲載し、室内にはポスターを掲示。待機中のモニター画面にもCMを配信した。   さらに、店舗に設置された選曲用端末では特集ページを展開し、全国直営店デジタルサイネージでも告知。さらに、Facebookページ、公式Twitter、モバイルサイト、メルマガ(会員数約100万人)でも情報を発信した。 プレゼントは、三重にちなんで、歌唱採点の得点に「3」の数字が入っていたら応募できる。また、曲間のCMのキーワードをサイトの特設ページに書いて応募することも可能。商品は、高級ホテル・旅館の宿泊券、特産品詰め合わせなどだ。 自治体とのコラボは珍しくて話題となり、三重県は全国にPRでき、カラオケ店は集客に役立った。■写真撮影ができる女子会 大手カラオケチェーンが、写真を撮りながら楽しむ女子会を企画する会社とコラボした。 カラオケルームを花やバルーン、おしゃれ雑貨で飾り、かわいくフォトジェニックな空間にチェンジ。利用客は、かわいいブランドのドレスや花冠をレンタルして着用できる。各自カメラやスマホで撮るのは自由で、プロのカメラマンによる撮影もある。 1日4組限定(1組3名以上8名まで)の事前予約制。90分で料金は1人5000円。東京で開催したときは2日間の予定で4倍の応募があり、大阪と名古屋で開催したときも大人気となった。プロモーション■クルマを置かずに新車を販売 日本の自動車メーカーがブラジルで、ショールームにクルマを置かずに新車を販売した。 ショールームの床には、クルマのボンネットや座席、ハンドルを上から見た、実物大のイラストを描いたポスターがあるだけ。店員がタブレット端末でAR技術を使うアプリを立ち上げて、カメラをそのポスターに向けると、画面上にはそのクルマの立体的なCGが浮かび上がる。タブレットの向きを変えると、それに合わせてクルマの見え方も変わる。ポスターの横や後方にまわって見ると、その位置からクルマを画面上で見ることができる。あたかもそこにクルマがあるかのようだ。ドアをタップすると、車内のインテリアも確認できる。車体の色を変えて表示することもできる。 もちろん試乗はできないが、1か月間で3万8000人がバーチャルカーを見て、1500台が売れた。■買う前に家具を部屋に 置いた様子を確認  北欧の家具を扱う日本の大型店は、カタログにAR技術を使っている。 まず、カタログを閉じた状態で部屋の床に置き、スマホのオリジナルアプリから見たい商品を選んで、カメラをそのカタログがある方に向ける。すると、画面の中で、カタログのあるところにその選んだ家具が映し出される。実際の部屋の映像と合成されて、まるでそこに家具が置かれているかのようだ。 家具が室内に置けるかどうかは大きさを測ればわかるが、部屋の雰囲気に合うかどうかはわかりにくい。だが、このカタログでシミュレーションできるため顧客に好評となっている。集客・販促ヒント100選!!歌以外も楽しめるカラオケのコラボ企画AR技術のバーチャル体験を使った販促

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る