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6Idea4U vol.152014 MAY紙とネットの融合プロモーション 私達はDMと聞くと1番にダイレクトメールを思い浮かべます。通信販売の業界ではダイレクトメールでしょう。そして、これからの時代に最も大切なDMは、やはり「ダイレクトマーケティング」です。ダイレクトマーケティングとは、既存顧客や見込み客を対象にしたマーケティング手法で、より個人的なアプローチやプロモーションを通じて、商品やサービスの販売へと導きます。 ダイレクトマーケティングにおいて、今ではすっかり一般的となったFacebookやTwitterといったSNS(ソーシャルメディア)、USTREAMを使った動画配信など様々なメディアを活用することがポイントです。もちろん、このような比較的新しいメディアだけではなく、旧来から使われているメディアもうまく活用していくことが大切です。 例えばDMはがきは、届けたい相手に直接情報を届けることが出来る、また比較的安価に活用出来る便利なメディアです。お客様にとって必要な情報が書かれたはがきは、まるで漢方薬のようにじわじわと効いていきます。 はがきの紙面に載せられる情報は決して多くはありません、しかしRHETOLO QRコードを載せるとどうでしょう。QRコードを活用することで、はがきから動画コンテンツやWEBサイトへ誘導することが可能となるのです。これにより、はがきの紙面には載せることが出来なかった沢山の情報を伝えたり、またアンケートやキャンペーンへの参加誘因に繋げることも出来るのです。 このように、従来からの紙メディアと、WEBやスマホ、ケータイを活用したICTメディアを融合させたプロモーションはすでに始まっています。手書きで伝わる顧客への気持ち 「複写はがき」は、愛知県岡崎市出身の哲学者であり教育者であった森信三さん、ハガキ道の坂田道信(成美)さんに教えていただきました。 森先生は、子供に教えることはたった3つのことでいいと言います。1つめは「はい」の返事、2つめはきちんと挨拶をすること、3つめは履物をそろえること。この3つがしつけ3原則。これをきちんとやれば他のしつけはできるようになると言いました。 また「義務教育を終えた者なら、最低3つのことは実行しなさい。1つは挨拶、もう1つはお辞儀。3つめは、はがきを書くこと」とお話されました。 そして、先生は「複写はがき」を教えてくれました。それは、誰かに宛ててはがきを書く時に、カーボン用紙と帳面を用意し、はがきの下にそれを敷いてはがきを書くことです。このようにして書けば、誰にどのような内容のはがきを書いたのかが記録に残り、帳面を見返すだけで一目瞭然です。 また、先生はこうも言いました。 はがきは、封を切らないと見ることが出来ない封書と異なり、手にした誰もが目にすることが出来ます。ですから、ネガティブなことは書けない。相手の良いところを思い出して、その人に伝えたいから書く。この前向きな気持ちが良いのです、と。 飲食店やブティックなどで顧客にDMを送る際「複写はがき」を用いてはどうでしょう。はじめは手間がかかって大変かもしれません。しかし、はがきはただ情報を伝えるだけでなく、想いが伝わるコミュニケーションのツールです。書き続けることで顧客の維持にきっと繋がることでしょう。一度のお客様を永遠のお客様に  とある、パンや焼き菓子を作っているお店(会社)のお話です。 このお店では、フランスパンが余るとラスクに加工して販売をしていました。 そのうち、このラスクがとても美味しいと評判を呼び、ラスクは人気商品に。そのため、余りもののパンではなく、ラスク用のフランスパンを焼くようになりました。そのラスクはさらに美味しく、すっかり評判となり、全国から注文が入るようになったのです。 このお店が人気店になった理由は、ラスクが美味しいのはもちろんですが、一度のお客様を永遠のお客様にする方法を実践商売繁盛のためのマーケティング知識複写はがきのすすめフランソワーゼのDMホワイトベースのポストカード相手への気持ちと情報を直接伝えることで、顧客維持につながるダイレクトマーケティングRHETOLO(レトロ)は、URLを特定のルールで短い数字(RHETOLOコード)に変換するサービスです。RHETOLOコード検索結果を表示させる「レトロ専用」のQRコードで、複数の情報(URL、電話発信、メール送信、位置情報、メニュー階層など)を共有することができます。QRコードにHTMLリンクタグを記述すると、レトロ専用アプリなしでも、WEBアクセスから簡単に、レトロコード検索結果を表示させることが可能になります。

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