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Idea4Uではお客様へのアイデアや情報発信を目的として、今後もワークショップやセミナーを行ってまいります。また、Facebookでは日々情報発信をしておりますので是非ご覧ください。Facebook http://www.facebook.com/idea4u.jp11Idea4U vol.142014 MARCH付加価値を生み出すUD/MUD2月6日(木)に、不二印刷主催Idea4Uワークショップを開催しました。当セミナーは、不二グループが、デジタル印刷の啓蒙とマーケティングを研究し発信することを目的に、本誌「Idea4U」、Facebook、セミナー等のイベント開催を行う「Idea4Uナレッジ」の一環として、不定期で開催されています。今回は2つのテーマで具体的な事例を紹介しつつ、マーケティングの情報交換の場を提供いたしました。情報が重要になるにつれ、情報を発信する側には、すべての人に配慮したデザインが求められています。メディア・ユニバーサルデザインの必要性と、どういったことに配慮すべきかを、弊社事例を交えてお伝えいたします。1.アクセシビリティ必要な時に必要な情報が得られること。2. ユーザビリティ利用状況に関係なく、さまざまな人が見やすく使いやすいこと。3. リテラシー言語や表現の工夫で、さまざまな人が内容を理解できること。4. デザイン情緒に訴え、行動を誘発するデザインであること。5.サステナビリティ人体や環境にやさしく、メディアの持続可能性が確保されていること。まずは、ユニバーサルデザイン(UD)について簡単にご説明しておきます。UDとは、障がいを持つ人だけでなく、誰にとっても使いやすいデザインのこと。ここで重要なのが、「誰にとっても」というところで、年齢や障がいの有無などの区別なく、誰もが使いやすいデザインのことです。その中から出てきた考え方が、視覚メディアのユニバーサルデザイン=メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)です。誰にとっても分かりやすい、最適な視覚情報のことを表します。「第7回メディア・ユニバーサルコンペティション」で弊社の作品が優秀賞に選ばれました。手話を遊びながら楽しく知ってもらうためのカードゲームです。日常よく使う言葉を手話のイラストで表現。カルタのように遊びます。講師:不二印刷株式会社 営業本部            カスタマーサービスグループ サポートチームクリエイティブ本部GSグループ プランニングチーム龍 久美子加藤 順子ワークショップメディア・ユニバーサルデザインとはMUD の具体的事例の紹介MUD コンペティションで優秀賞を受賞!2MUD5原則左の一般的な色が、色覚障がい者には右側のように見えています。隣り合った2組の色が識別しにくい色です。右のグラフのように、隣り合うものにドットやストライプなどの柄を入れることで、境目が明確になり、色に頼りすぎず区別がしやすくなります。黄色黄緑水色ピンク水色黄色黄緑ピンク一般的な見え方一般的な見え方色覚障がい者の見え方色覚障がい者の見え方矢印で手話の動作がひと目でわかるように。識別しやすい配色にし、模様も入れました。カードの角を丸くし、安全面に配慮。MUDの視点から気をつけたポイント

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