Marketo導入事例
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営業本部 ソリューショングループ 次長江藤 直軌氏3 日頃からアメリカの最新事情に精通している井戸氏の決断は早かった。2015年の5月末にMarketoの導入を決め、6月から利用を開始した。 「海外のツールを使ったことはありましたが、英語のマニュアルを読み込むだけで、かなりの時間を取られてしまっていたし、何よりMarketoの直感的にわかりやすいインターフェイスに驚きました」と、Marketoを使ったメール配信を担当している龍 久美子氏は笑顔を見せた。 Marketo導入前は、セミナーの案内を各営業担当が1件1件送ってアプローチしていた。 そこからMarketoでメールを配信し、効果を測るために一新。各人が持っていた名刺を集めてリストを統合し、一斉配信へと切り替えた。 これによりセミナーの案内を送る件数が、以前の208件から一気に8.8倍の1,847件へと増加。セミナー参加率が下がることもなかった。 また、以前使っていたメールの配信ツールでは開封率しか取れていなかったが、Marketoにしたことで“誰がどこのリンクをクリックしたか”まで取ることができるようになった。 「今後はこれをリードナーチャリングにも活かしていきたいですね」と江藤氏は語る。Marketoの導入をきっかけに顧客リストが8.8倍にMarketoのレポート画面を映しながらミーティングを行っている様子視覚的に優れたMarketoの管理画面 龍氏は、「メール単体ではなく、キャンペーンごとにまとめて分析できるところが、すごくいい点です。一つのキャンペーンの中で数字が上がったときに、どこがフックになっているのか、一目でわかるようになりました」と話す。 「以前はメールを送るだけで精一杯。コンテンツを評価する余裕なんて、ありませんでした。Marketoの複製機能などを使って作業効率を上げられるようになったこともあり、策を練る時間を取れるようになったところが、非常に大きな成果です」(江藤氏) 「Idea4U」は冊子だけでなくebookでも配布しているが、以前はメールからの誘導先を「Idea4U」の表紙ページへのリンクに固定していた。 しかし、Marketoで分析できるようになったことを受け、メール内の各コンテンツに連動したページへのリンクを貼り分けることで、お客様がどこに興味を持っているのかがわかるようになった。 こうした試行錯誤を重ねることで、メール開封率は25%から42%へと向上。 スコアリングやアンケート設問機能を使い、リードごとの動きや興味関心を見える化した結果、顧客成約までにかかる時間が4ヵ月から2ヵ月半へ短くなるという成果も得られた。リードの動きの見える化で成約までの期間を短縮紙媒体は効果が見えないからWebに流されてしまいがちだけど、DMの効果は絶対にある。    それをMarketoで証明したい ”「Idea4U」は編集部制ではなく、プロジェクトメンバーが集まって、作り上げるお客様事例不二印刷株式会社「Idea4Uセミナー2015」の様子

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