Marketo導入事例
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 「不二印刷は『紙の上にインクをのせるだけ』の印刷会社ではありません」。こう語るのは、同社代表取締役社長の井戸 剛氏だ。 不二印刷株式会社は1933年に大阪取引所(旧大阪株式取引所)の株式市況速報を迅速に報道するために設立されたという、古い歴史を持つ。 しかし、印刷業界は世のオンライン化の逆風を受け、この10年で毎年5~7%ほどの右肩下がりで、縮小傾向が続いている。 そんな窮地を脱するための一手として井戸氏が着目したのが、“デジタルマーケティング”だった。 カタログ・パンフレット・チラシ・DM・ポスター・カレンダーなど、一般的な印刷会社で取り扱う商品を指示通りに印刷するだけでなく、印刷物をコミュニケーションツールと位置づけ、その企画・デザイン・制作なども含めたトータルサービスとして提供している。 こうして業界でいち早く「コミュニケーションプロバイダー」に名乗りを上げ、印刷という枠にとらわれず、お客様の “売るお手伝い”をしようと舵を切った同社が、戦略を実行するための重要なパートナーの一つとして選んだのが、Marketoだった。 今ではギフトカタログや通販の総合カタログの商品企画からデザイン、印刷、配本、Webサイトの制作まで一手に請け負うこともあるという不二印刷は、“業務内容の幅が広がれば広がるほど、お客様に自分たちのことをうまく伝えられない”という新たな課題に直面する。 不二印刷はこの難題をMarketoとともに、どうやって解決していくのか。次に詳しく紹介していく。お客様事例: 不二印刷株式会社MarketoでオフラインDMの真価が見えた紙媒体の効果測定に挑む1933年創業の不二印刷株式会社。時代の流れにともない、印刷の垣根を越えてコミュニケーションプロバイダーへと転身を図る同社がたどり着いたのが、マーケティングオートメーションのMarketoだった。マーケティング力をさらに強化し、お客様のビジネスに貢献する。1ビジネスをデザインする、不二印刷株式会社大阪市北区にある不二印刷本社ビル業 種:印刷および マーケティング支援サービス業務内容:コミュニケーションビジネスの提供導入製品:マーケティングオートメーション活用用途:紙媒体の効果測定、セミナー集客、     リードナーチャリング不二印刷株式会社時代とともに業務内容が多様化したことにより、従来の営業手法だけでは顧客に情報を届けるのが難しくなっていた。社内で顧客管理が一元化できておらず、セミナーの案内は担当営業が直接送っていた。自社発行情報誌「Idea4U(アイデア・フォー・ユー)」(紙媒体)やメールなどのコンテンツを評価する術もなく、発行するだけで精一杯だった。課題Marketoの利用開始をきっかけにDBの統合が進み、顧客リストの数が8.8倍に。スコアリングとアンケート設問機能を活用することで、成約までの期間を1.5ヵ月短縮できた。情報誌「Idea4U」の費用対効果が見えてきた。メール開封率が25%から42%へと増加。リード単位での分析ができるようになった。効果多岐にわたるコミュニケーションツール

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